記事一覧

オープン・ドアー

IMGP3790.jpg
  〔棟梁の「手」制〕

 数日前のことだ。閉館時間の4時を過ぎ、アタシは館内に23個ある照明用LED電球を1個1個消しに歩く。今日も無事に終わったという充実感に浸りながらだ。そんな時だ。入り口ドアを押したり引いたりしているご婦人が2人いる。飛んでいってドアを開けたのは言うまでもない。
 ところで日本はいつからドアが自動で開いたり、押したり引いたりするドア文化が身についたのだろう。
つい最近までは入り口は引き戸だったし障子やフスマだって左右開きだ。ここ博物館の入り口だって自動を解除した左右のガラス引き戸なのだ。まあそのことはいずれ書くがここでの本題ではない。ドアを押して開かないことで帰ってしまった人は何人もいるのだがだ。
 聞くとここを5時までの開館と思い、待ち合せ場所にしたのだという。
 そうかついにここが待ち合わせの場所として認知されたのだ。
 こんな嬉しいことはない。改めて23個の照明を点け、飽きないような映像機材の説明をした。ひとりのご婦人は本棚に興味をひかれているようだ。そのことに話が弾んだのはこれも言うまでもない。しかしてなかなか美人なのだ。
 やがて待っていたひとりのご婦人が現れ、ひと通り見学してから喫茶店に行くと立ち去った。いい1日であったことを感謝して、もう一度LEDを消し歩いた。(展示回廊は60メートルもあるのです)

 さてと言うわけで『BIN山本の「カンチョー日記」』の始まりです。考えたのは「館長日記」だがどうにも堅ぐるしくて性にあわない。意味あいとしては溜まっているものを掃き出すということでは「浣腸日記」なのだ。ただそれでは全国からその手の趣味のご同輩が集まっても困るのだ。して館主だがどうも看守や監守と語感が似ている。それでというわけでブログタイトルは「カンチョー日記」とあいなった。
 つれづれにこれからいろんなことを書いていくつもりです。おもに古本のことを書いた『BIN山本の「映画にも程がある」』はしばしの休載となりますが、閉じたつもりはありません。この話がどちらに書くのが相応しいのかで、いわば二刀流で書くのです。辛辣なことも、少し怪しげな話題もどちらも本音で書きますから、どうぞご愛読下さい。どうかよろしくお願いいたします。


スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

BIN山本

Author:BIN山本
私は、「登別映像機材博物館」の館主です。
「登別映像機材博物館」は私たちが今まで現場で使用してきたビデオ放送機材やフィルム機材を俯瞰し、その変遷の躯体をもって動態保存展示するものです。映像ソフトが時代の文化だとするなら、それを生み出したハード機器(撮影機材や再生機材、編集機材、音声機材)もまた文化遺産だと考えています。
 映像機器メーカーでも放送局でもなし得ない、町場のプロダクションが最近まで使用してきたVTRやビデオカメラをはじめ、フィルム機材を含めた放送機材の変遷史ともいうべき動態機材展示です。そのつもりで仲間のプロダクションなどの協力も得て、少しずつ集めておりました。入場無料、日本で唯一の『映像機材総合博物館』です。
 多目的ステージもあります。是非一度お立ちよりください。

カテゴリ