FC2ブログ

記事一覧

巡回映画館

IMGP4417.jpg
〔昭和初期?〕

昭和32年に日高町「日高劇場」が開設された。そのころ町内の各集落に雇われ映写技師達による、巡回映画のために使われていた35mm用映写機だ。ただその時に新しく買ったものか、中古などを手に入れたかは分からない。つまり元映写技師の大家に見せると、これほどに古い映写機は見たことが無く、昭和初期に造られたものではないかという話だ。そうなると相当な年月を経てきたが、いまそれをなんとか蘇らせ、映写出来る状態にしようとしている。課題は多い。動力を伝える皮ベルトはたるみ、そもそもモーターは生きているのか。ところどころサビがきていて、エアーをかけるとランプハウスの黒塗装が剥がれた。全体の疲労感は強いが、構造はいたってシンプル。音声の受光部を作り治し、トーキー映画の再生としなければ、提供者に申し訳がない。ちなみに当時の値段は40万円だったとか。これは十分に家が一軒建つほどの金額。

ということで急きょ日高路を走った。往復320km、わがポンコツFITはリッター20,6キロの燃費。マフラーが金属(勤続)疲労で接合部でちぎれたが、針金の応急処置で問題なし。後日中古マフラーを買って工場で直したが、車検を4月末に取ったばかりにしては痛い失費だ。まあこの際はこの映写機に習ってFITも長生きしてもらわないと、アタシが長生きできないのだ(笑)
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

BIN 山本

Author:BIN 山本
私は、「登別映像機材博物館」の館主です。
「登別映像機材博物館」は私たちが今まで現場で使用してきたビデオ放送機材やフィルム機材を俯瞰し、その変遷の躯体をもって動態保存展示するものです。映像ソフトが時代の文化だとするなら、それを生み出したハード機器(撮影機材や再生機材、編集機材、音声機材)もまた文化遺産だと考えています。
 映像機器メーカーでも放送局でもなし得ない、町場のプロダクションが最近まで使用してきたVTRやビデオカメラをはじめ、フィルム機材を含めた放送機材の変遷史ともいうべき動態機材展示です。そのつもりで仲間のプロダクションなどの協力も得て、少しずつ集めておりました。入場無料、日本で唯一の『映像機材総合博物館』です。
 多目的ステージもあります。是非一度お立ちよりください。

カテゴリ