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〔ちりめん三尺〕

あるイベントの開催でアタシのプロフィールが必要と言われ書いてみたが、これといって人に誇れるような経歴などひとつもない。
ただ長年心に残っている1冊の本を思い浮かべた。映画「竜二」の主役を務めた俳優の〔金子 正次(まさつぐ)〕を書いた生江 有二氏の著作「ちりめん三尺ぱらりと散って」だ。棚を探すと在った。30年ぶりくらいな再読だ。
その本には「台本を書くことなんか、好きじゃないんですよ。でも自分が主役やるためには、自分で書くしかなかったんですよ」と金子さんは云っている。「竜二」を製作し、自ら主役を演じたひとの言だ。
アタシはそれを読んで、そうだよ!自分が撮りたいものがあるなら自分が金を工面して自分で撮ればいいのだという、実に単純なことに気付いた。それから数年はかかったが、アタシが自主制作を開始した原点はそこにある。

金子 正次は、「竜二」の東映セントラルでの配給と、立ち見が出るほどのヒットは末期ガンの病床で聞いた。松田 優作さんなどに見守られながら、息をひきとった。もしはないが、もしまだご存命なら、どんな役者になり、どんな作品を撮っただろうか。
映画「竜二」は1983年10月の公開。金子さんの女房役 女優 永島 暎子さんが素敵だった。

「ちりめん三尺ぱらりと散って‐俳優金子正次 33歳の光芒」 著者 生江 有二  文芸春秋 
1987年4月1日 第1刷  定価1100円
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BIN山本

Author:BIN山本
私は、「登別映像機材博物館」の館主です。
「登別映像機材博物館」は私たちが今まで現場で使用してきたビデオ放送機材やフィルム機材を俯瞰し、その変遷の躯体をもって動態保存展示するものです。映像ソフトが時代の文化だとするなら、それを生み出したハード機器(撮影機材や再生機材、編集機材、音声機材)もまた文化遺産だと考えています。
 映像機器メーカーでも放送局でもなし得ない、町場のプロダクションが最近まで使用してきたVTRやビデオカメラをはじめ、フィルム機材を含めた放送機材の変遷史ともいうべき動態機材展示です。そのつもりで仲間のプロダクションなどの協力も得て、少しずつ集めておりました。入場無料、日本で唯一の『映像機材総合博物館』です。
 多目的ステージもあります。是非一度お立ちよりください。

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