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雪に隠されて

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〔跡形もなく〕

ここ5年にわたり撮り続けてきた石北本線〔上白滝駅〕は、駅横にあった1本の大きな松の木に姿を留め、駅舎もホームもまるで雪に隠されたかのように無くなっていた。風も無く、降り続ける雪、雪。ファファの雪は音も消し去るようだ。駅向かいにあった商店も、シャッターを閉ざし自販機だけが静かに息づいている。これで本当に、駅は無くなった。
地元の人々にその駅舎だけでも残せないかという運動があった〔旧白滝駅〕も姿を見事に消し去られた。近くに建っていた古い木造の倉庫だけが、記憶の目印になって雪の重さに耐えている。この駅は通学するたった1人の女子高生の卒業を待って、廃駅となった。
かって同じ村に「奥白滝」「上白滝」「白滝」「旧白滝」「下白滝」と、白滝という名が付く5つの駅が在った白滝村は、たった1つの「白滝」という駅を残し他の駅はすべて廃駅となった。かっての開拓時に戻ったかのようだ。
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プロフィール

BIN山本

Author:BIN山本
私は、「登別映像機材博物館」の館主です。
「登別映像機材博物館」は私たちが今まで現場で使用してきたビデオ放送機材やフィルム機材を俯瞰し、その変遷の躯体をもって動態保存展示するものです。映像ソフトが時代の文化だとするなら、それを生み出したハード機器(撮影機材や再生機材、編集機材、音声機材)もまた文化遺産だと考えています。
 映像機器メーカーでも放送局でもなし得ない、町場のプロダクションが最近まで使用してきたVTRやビデオカメラをはじめ、フィルム機材を含めた放送機材の変遷史ともいうべき動態機材展示です。そのつもりで仲間のプロダクションなどの協力も得て、少しずつ集めておりました。入場無料、日本で唯一の『映像機材総合博物館』です。
 多目的ステージもあります。是非一度お立ちよりください。

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