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フィルモ 70DR

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〔憧れのフィルモ〕

ついに一級のレアな16mmカメラが提供された。札幌市内にお住いの元局カメラマンOBからだ。昔撮影済フィルムや原稿などを汽車で送受するバック便として使っていた布袋に入れ、大事に守蔵されていたようだ。Bell&Howell 70DR、通称フィルモ。1923年にアメリカで初期型つくられたが、これは多分最終型の1930年代後半に造られたモデル。全世界で激しく戦場などで使われ、第二次世界大戦では大活躍だった。なんしろアメリカ製は無骨で実用的、シンプルで堅牢、100フィートフィルム込みで重さは4Kgでけっこうな重量感がある。現場でもちょっとした道具があれば修理が可能。アタシは他の16mmカメラの内でも一番に手に入れたかったカメラだ。撮影とかカメラマンとしてのきっちりとした技能基本が凝縮されたカメラだからだ。

このカメラ自体はTVニュースで1960年代から70年代後半まで使われただろう。12,5mm、25mm、50mmの3本のレンズを手で回すターレット式。3本のファインダーアイピースは連動して動く。今でも機械式ゼンマイを巻くと24コマできっちり30秒回る。逆に言えば30秒以上の連続長回しはできない。して100フィートフィルムは3分若の長さだから1本のニュースをその時間内できっちりと収めるという事だ。今のようにとりあえず回しておくというヤワな時代ではない。アタシは当時もう初期型のENGで撮っていたが、この通称フィルモを操るカメラマンのカッコよさにしびれた。


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BIN山本

Author:BIN山本
私は、「登別映像機材博物館」の館主です。
「登別映像機材博物館」は私たちが今まで現場で使用してきたビデオ放送機材やフィルム機材を俯瞰し、その変遷の躯体をもって動態保存展示するものです。映像ソフトが時代の文化だとするなら、それを生み出したハード機器(撮影機材や再生機材、編集機材、音声機材)もまた文化遺産だと考えています。
 映像機器メーカーでも放送局でもなし得ない、町場のプロダクションが最近まで使用してきたVTRやビデオカメラをはじめ、フィルム機材を含めた放送機材の変遷史ともいうべき動態機材展示です。そのつもりで仲間のプロダクションなどの協力も得て、少しずつ集めておりました。入場無料、日本で唯一の『映像機材総合博物館』です。
 多目的ステージもあります。是非一度お立ちよりください。

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