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夏と西瓜

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〔さて何匹のノラが〕

つい先日発見したのだが、またノラの子猫が3匹増えた。これで確実に13匹以上になったが、その遊び場には事欠かない。この写真の中にも5匹は遊んでいる。一体何を考えているのやら、その生態を観察してもさっぱりわからん。

まあ猫のことはともかく、過日100ワットオバさん食堂からスイカをいただいた。半玉だが小玉スイカなので食べられるでしょうと。
むかし書いたシナリオのあるシーンを思い出した。

男がスイカ1玉を専用ヒモにぶら下げ歩いている。
二階アパートの、女の部屋の窓はあいている。
僅かに白いレースのカーテンがゆれる。
風なのか・・・
ドアチャイムを押すも返事がない。
二度鳴らすも、息を殺した気配だけが窺える。
悄然とする男。
男はメモを取り出し、何かを書いてヒモとスイカに挟んだ。
そしてレバー式のドアノブにかけ、その場を後にした。
やがて少しづつヒモが水平のレバーから横滑りして、床下廊下に落下する。
スイカは四方八方に割れ、メモに書いた字がスイカの汁で滲んでゆく。
「あなたが死ぬほど好きなスイカを
 あなたを死ぬほど好きな・・・」
字はもう滲んで判読できない。

こんなシーンのそこだけ妙に覚えているが、シナリオのタイトルも、
400字原稿用紙が何枚だったかも忘れている。
探せば机の奥深くに入って残っているかもしれないが、探すことはないだろう。
若き日の、時間とはそういうものかもしれない。
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プロフィール

BIN山本

Author:BIN山本
私は、「登別映像機材博物館」の館主です。
「登別映像機材博物館」は私たちが今まで現場で使用してきたビデオ放送機材やフィルム機材を俯瞰し、その変遷の躯体をもって動態保存展示するものです。映像ソフトが時代の文化だとするなら、それを生み出したハード機器(撮影機材や再生機材、編集機材、音声機材)もまた文化遺産だと考えています。
 映像機器メーカーでも放送局でもなし得ない、町場のプロダクションが最近まで使用してきたVTRやビデオカメラをはじめ、フィルム機材を含めた放送機材の変遷史ともいうべき動態機材展示です。そのつもりで仲間のプロダクションなどの協力も得て、少しずつ集めておりました。入場無料、日本で唯一の『映像機材総合博物館』です。
 多目的ステージもあります。是非一度お立ちよりください。

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